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建設業体験型イベント「一日ドケンガール」を開催!

建設業って男性の仕事だよね。 キツイ仕事だよね。 難しそうだよね。
このようなイメージを持っている人は大勢います。
このような意見を覆すべく、

建設業体験型イベントを開催しました!

題して「一日ドケンガール」
コンセプトは「女の子でも建設業がやりたくなる!」
実体験してもらうことにより、女性でも簡単にできる作業がある。
それどころかやってみると「おもしろい!やってみたい」
と感じていただけるようなプログラムを体験していただきました。



 
  作業状況(告知用写真)   コックピット内のモニター
 ICT建機って何?
これまでの土木作業では長年オペレーター(運転手)を務めてきたベテラン作業員に頼る施工が常態化されていました。しかしベテランオペレーターの高齢化や担い手となる若手不足により、次の世代に活躍できるオペレーターが不足し、業界にとって深刻な状況です。また、オペレーターに限らず若手技術者の不足により、技術者一人当たりの負担が過度に増加してきています。
そこで近年これらの問題を解決すべく出てきた重機が「ICT建機」です。従来の機械との違いは、重機にGPSやIT機器が搭載されており、電子データを取り込むことで、重機コックピット内のモニターに施工位置が表示される他、マシンコントロールシステム(動かせる範囲を設定できる。)により、運転に不慣れなオペレーターでも、簡単に操作ができるようになる等、先進的な技術が搭載された重機のことを言います。従来、重機作業の他に必要だった測量業務も大幅に無くなることから、業務効率化(省人化)に貢献できる重機です。
 イベント協力 コマツ富山新川支店様
実際の体験状況
 
予め作成した三次元設計データです。砕石の山の横に新しい道路を作るということを想定して
データを作成してあります。この法面部分(緑色)の掘削作業をICT建機で体験してみました。
 
奥にある砕石の山を掘削して法面を切り出す体験を行いました。
手前の従来型の建機にも試乗体験してもらい、ICT建機(マシンコントロール)だとどれくらい簡単に作業が行えるか体験してもらいました。
   
 バックホウの操作方法やICT建機のモニター画面の説明を最初にしています。
 
 マシンコントロールシステムなら運転に不慣れな人でも設計通りにきれいに施工ができることを実体験していただきました。
 
 

ワンマン測量状況
一人で測量ができちゃいます!
 
 スマートフォンに求めたい位置や計測結果がリアルタイムで表示される
測量って何?
測量とは、地図や施工図面の作成には欠かせない作業で、既存の構造物や新しく作る道路などを、図面通りの位置に作る為に行う作業のことを言います。これだけ聞くと「難しいそう・・・。」と思われるかもしれませんが、イベントでは「簡単!わかりやすい!」と大変驚かれていました。
   
 まずは高さ(標高)を確認するレベルと、光波測距儀の仕組みと測量のやり方を体験していただきました。今でもこれらの測量機器を使用していますが、測量の知識がある程度必要なので、初心者には難しい作業となるかもしれません。そこで次に体験してもらったのが三次元設計データによる測量です。
 予め作成しておいた三次元設計データをまず確認していただきました。

 この画像は作成した三次元設計データをGoogle Earthで読み込んだものです。
このように当社事務所横に新しく道路を作ってみようということで、参加者の皆さんに盛り土の位置を測量していただきました。
   盛土の位置を手元の快速ナビで確認しながら測量を行っていただきました。 
 測量は自動追尾型トータルステーション(画像はトプコンHPより引用)を使用し、建設システムの「快速ナビ」により測量を行いました。自動追尾型トータルステーションとは手元のプリズムをトータルステーションが自動認識しながら追尾を行うもので、ワンマン(一人)測量が可能となるものです。
 
 体験者達が見ている快速ナビの画像。求めたい測量位置まで端末が誘導してくれるので誰でも簡単に測量ができちゃいます。
 
測量で求めた位置にマーキングを行っていき道路の線形を確認して
「簡単だね」と言っていただけました!
この他にも、iPadによる三次元データ作成を見て頂きました。参加者の周りを簡単にぐるっと1周iPadを持って撮影するだけで三次元データが作れちゃいました。
 イベント協力 株式会社CHRONOX様
 
iPadをかざしながら参加者の周りをさっと歩いただけで・・・
 
あっという間に3Dデータ化することができました。
これなら測量技術を詳しく知らなくても誰でもできますよね!
 
 
ドローン離陸状況  工事現場航空写真 
 ドローンって何?
ドローンとは工事現場で航空写真や測量を行う為に使用する簡単に言えば「ラジコン」です。
ヘリコプターや飛行機型のラジコン操作はかなり難易度が高く、実際の機体を飛ばす前に「シュミレーター」等により操作訓練が必要ですが、ドローンは「簡単!誰でもできる!」と言っても過言ではありません。イベントでは参加者の皆さんに航空写真撮影をして頂きました。

※ 参加者の皆さんが撮影した写真はデータでお渡しできますので当社へ送付先をご連絡ください。
※ 操作は当社の安全運行管理者がお手伝いしました。
 
まずは三次元設計データを作る為のドローンによる航空測量を実演しました。
予め設定したルートに自動でドローンが飛んでいき撮影を行う一連の動作を見て頂きました。
 
 
 その後参加者の皆さんもドローン操作を行い航空撮影を行っていただきました。
 
参加者の皆さんが撮影された航空写真です。
 
 上空からの記念撮影
 
 
三次元設計データ作成状況
 三次元データって何?
三次元データとは、平面に作成されている図面とは別に、三次元(3D)で作成してあるデータのことを言います。イベント当日に撮影したデータにより3Dデータを作成すると処理に時間がかかる為、今回は予め作成しておいたものを見て頂きました。時間がかかると言っても自動航行で撮影した写真を取り込むだけなので、簡単に作成することができます。
 
ドローンで撮影した写真を点群生成ソフトに取り込み三次元データとして使えるように加工します。 
 
三次元データ化された画像をモニターにより確認していただきました。 
 
 この他にも、参加者の皆さんには建設業の魅力や当社の施工実績等を紹介し、充実した1日を送っていただけました。
当社は今後もこのような取り組みを継続し、
女性でも建設業ができる!
土木専門学科を卒業していなくても建設業で働ける!

ということを伝え、一人でも多くの若手や女性が建設業に取り組めるように活動していきます。
今回参加できなかった方は、次回のイベント開催時に是非参加してみてください!
きっと「自分でもできるかも」と思っていただけます。そしてこの社会貢献度の高い業界を下支えできる一人として建設業を選択してください。お待ちしております。